一般社団法人東京公共嘱託登記土地家屋調査士協会
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   いざというときの都市部の災害に備える
 
地図の整備は、災害の復旧、復興の要! 





 創立30周年記念「ちず」シンポジウム「TOKYO2016まちずくり」をメインテーマとして、
平成28年12月9日(金)、新宿明治安田生命ホールにおいて、官公署の皆さまを
はじめ社員や一般の方を含め、総勢150名が参加して開催されました。




小林庄次実行委員長
 シンポジウムは、小林庄次実行委員長の開会宣言で始まり、主催者を代表して藤枝一郎理事長から、東日本大震災以降、日本各地で大きな地震や水害など、大規模な災害が発生していることを踏まえ、まず、地図を整備して災害の復旧・復興に迅速に対応し、強い安心・安全なまちづくりに協力していきたい、さらには、官公署等の事業に対しては、従来に増して適正かつ迅速な実施に取り組んでいくこと等、挨拶を行いました。
 また、協賛者である東京土地家屋調査士会小沢宏会長からご挨拶をいただきました。

 来賓として、東京法務局から堀恩惠民事行政部長、公益社団法人東京公共嘱託登記司法書士協会岡野直史理事長、東京土地家屋調査士政治連盟菊池千春会長の三氏のご臨席を賜り、あいさつをいただきました。
藤枝一郎理事長


鮫島信行様
 午前の部の基調講演@として、元国土交通省土地・水資源局国土調査課長を退官され、現在、鹿島建設株式会社顧問の鮫島信行様から、「日本の地籍 その歴史の展望」をテーマに、日本における地籍図の作成経緯やその重要性について、諸外国の地籍図作成の事例を紹介しつつ、地籍図整備の課題等、講演をいただきました。

 午後の基調講演Aでは、東京法務局民事行政部不動産登記部門の総括表示登記専門官金親均様から、「14条地図作成の現状と展望」をテーマに、都市部における新たな大都市型地図作成作業の課題とその重要性等について講演をいただきました。
金親均様



黒田憲二社員
 シンポジウムでは、八王子分科会から「公嘱協会が係わる地図づくり」のテーマで、八王子従たる事務所所属社員の黒田憲二、関根正広から、測量業との共同企業体にて受託し、作業を進めている八王子市発注の地籍調査事業における地図作成作業の紹介を通し、今後のちずづくりについて発表が行われました。  
関根正広社員


 
田中昌延様
 次いで、世田谷分科会の「世田谷区道等の境界確定に係わる代行業務」のテーマで、世田谷区役所道路・交通政策部道路管理課境界確定担当係長田中昌延様と世田谷支所所属社員の菊川圭一郎から、世田谷区内の区道等の境界確定代行業務の取り組みについて説明があり、具体的な作業事例の紹介とともに業務委託に関する取り組み方について、研究発表が行われました。  
菊川圭一郎社員



今回の創立30周年記念シンポジウムは、公共嘱託登記土地家屋調査士協会が
ちずづくりで果たす役割・期待について発信しました。




小野寺宏輔副実行委員長
 最後に、小野寺宏輔実行副委員長による閉会の挨拶があり、
シンポジウムは成功裏に終了しました。
フッダ